TSSTはペーパーテストでは測定できない、英語スピーキング能力を把握するためのテストです。 自分の考えを「その時」「その場で」瞬時に話し伝える能力=英語運用能力 を9段階のレベルで判定します。 受験期間中は24時間いつでも電話で受験できます。
TSSTは「その時、その場で」どれだけ英語を効果的に、また適切に使って話す力=純粋な英語の口頭運用能力(スピーキングの基礎体力)を測ります。
流れが決まっている演劇の台本と違い、実生活における日々のコミュニケーションは、予め準備されたセリフを口にするだけでは、成り立ちません。実際の会話は、ビジネスであっても日常会話であっても、相手や場面に応じて何を言うかをその場でとっさに考え、自分の言葉で話し伝える力が必要です。
<例>
TSSTは「言語」の部分だけの純粋なスピーキング力を正確に測るため、さまざまな話題について必然的に長くたくさんの英語を話さなければ回答できない設問ばかりが出題されます。ビジネス経験の差によって試験結果に影響が出ることを防ぐため、特定のビジネスシーンにおける英語力の測定には特化していません。スピーキングの基礎体力が高ければ、場面や話題がビジネスになっても、「その時、その場で」英語を効果的に、また適切に使って話す能力が高くなります。
TSST受験のコツ
日常生活やビジネスで、自分がとても興味があることについて誰かに質問をした場合、相手からはどのような回答を期待するでしょうか。
おそらく、知りたい内容に対して、詳しく、わかりやすく答えてくれることを望むでしょう。逆に、質問と関連性が薄い内容だったり、ポイントがつかめず要領を得ない回答ばかり返ってきたり、相手がひとこと答えただけで黙りこんでしまった場合、それは円滑なコミュニケーションだと感じるでしょうか?
TSSTでは、逆の立場になって、自分にとても興味をもってくれている英語しかわからない人から質問されたと思って、聞き手を意識して話してみましょう。
はっきりと言わなくても相手が意図を察してくれる日本語のコミュニケーションとは異なり、グローバル社会において価値観が異なる人々の中で交わされる英語でのコミュニケーションは、「自分はどう思うのか」「なぜそうなのか」ということをより言葉で直接的に表現し、発信力を重視するスタイルが求められます。それまであまり考えたことがなかったことを質問されることもあるかもしれませんが、「わからない」で終わらせるのではなく、その場で自分で考えたことを積極的に発信しましょう。
本番の試験では10問が出題されます。練習問題で3問に挑戦してみましょう。
練習問題の回答について、以下の項目ができていたか振り返ってみましょう。
自己チェック項目